スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:-- ] | スポンサー広告
『パレード』
若松孝二監督おめでとうございます。
以前映画特集上映時、自らフィルムを運んでいらしたときから尊敬しています。
そのとき受付の女の子が運送屋と間違えても、笑い飛ばしてくれたこと、今も忘れません。

68d57e1ab4671d94.jpeg

と、これはどうでもいいことですが、若松監督の映画の受賞で話題になったベルリン映画祭で、批評家賞をとった『パレード』を観てきました。

334659_100x100_001.jpg

パレード』の原作には思い出があって、以前働いていたところで、ライター志望だったアルバイト君が「あんまり本は読まないんすよね~」と言いながらも面白かったと言って貸してくれた本でした。 その頃私は、すごく好きだった職場が閉鎖され、また本店に戻ったぐらいでしたが、そこは以前より人間的にしんどく、生きにくい場所だったので、遅番の時よく重なるそのバイト君とは息抜きによもやま話をしたものでした。
そのバイト君は、ホストクラブにいたとき「ノルマこなせればいーや」なんて言って、さしたる努力をしなくてもできちゃったぐらいのかっこよさでしたが、店にそれ以上を要求されて逃げだしたという、なんていうか根性なし、・・・いや、人当たりの良い男の子でした。 みんなが言うように果てしなくチャラい印象の彼だったけど、どこまでもナルシストな自分話を聞いてると不思議に気持ちが楽になったのでした。 まあ彼の話はたいてい彼女か他の女の子にいかに俺がもてるかってばっかりで、若いときってそんなもんなんでしょう。
そんな彼は私に本を貸したまま、しばらくして辞めてしまったんですが、なんと私はうちのダンボールにその本を突っ込んだままでした。 なぜって引っ越しマジックです。
あとそれまでに私はその作者のテレビドラマになった奴とか短編集を読んでイマイチだったからというのもありました。 伊藤君ごめんよ。
読んだのはもっと後、辞めることを決断した職場で出会った、また別のバイト君が勧めてくれたときです。
彼は大学最後の夏休みに1ヶ月かけてレンタカーで北海道を一周したのですが、絶対ひとりで行ったくさいのに、彼女と行ったような口振りでいつも話すのが面白かった。 そんな彼も推すのか、とダンボールをあさり、初めて伊藤君の本は日の目を見たのでした。 長々とすみません。

parade.jpg

で、読後私は電車の中でゾッとしました(長い通勤時間を活用したのです)。
面白かったことは面白かったけど、共同生活をする4人プラス1人の若者たちが、恐ろしかった。
家族でもなくわざわざ他人が好き好んで狭い空間に暮らしていて、仲もよく、お互いを尊重し、悩みを分かち合い、絆がありながらも、あくまでも自分のテリトリーを守り、お互い関わりたくない深いものにはそれが助けを求めていても拒絶する。 一緒に暮らしてても、電車で乗り合わせた人と同じ感覚というか。 おそろしー。 モラトリアムめ。 二人が勧めてくれた訳がわかる気がしたと同時に、あの子たちにもそういうとこがあるのかな、私にもあるのかなと思ったのです。 超個人主義、利己主義、いや他人に対する無関心さが。

行定勲監督の描き方が、また・・・、登場人物の口にするセリフにいちいち共感しちゃったりして・・・。 部屋にいるのは自分が作ったモンスターか・・・。 藤原竜也が初めて身近に感じました。
汚水だめに足をとられていくような終わり。 私最近好きですよ。
ということで、星2つ★★

しかし藤原竜也は顔の割に細すぎます。

334659_100x100_005.jpg


『パレード』 ★★


スポンサーサイト
[2010/03/05 10:39 ] | 映画 | トラックバック(0)
トラックバック
トラックバック URL
http://zunkolovecome.blog48.fc2.com/tb.php/5-58592503
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。