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ウッドストックがやってくる!
大震災から二週間が経ちました。
被害に遭われた方たちのことを思うと、本当に今自分が何をやるべきかわからなかったので、私も大人の千羽鶴を飛ばしてみました。
微々たるものだと思いますが、お悔やみと「がんばって欲しい」という気持ちが届いてくれるといいです。
まだ余震が続いたり、停電があったり不安は晴れません。
でも、なんとか今を乗り越えて、今日の経験を次に生かせられるようにしていきたいです。

こんな時に映画の感想もどうかな・・・と思いますけど、とりあえずでも普通に戻ろうということで一本だけ。

ウッドストックがやってくる!
ちょっと前に観たんですけど、監督のアン・リーはもうすっかりアメリカナイズされたなと感心した作品。

taking_woodstock_poster_2.jpg

アン・リー監督は台湾出身ですが、私台湾映画って割とあっさり描くイメージがあったんですよ。
あっさり描いてそこからドラマチックな感情を読みとらせるというような。
でもアメリカではそれだと通用しないと、ふくらましてふくらましてわかりやすくしたのが『グリーン・デスティニー』で、あそこまで物語をふくらましてやっと、秘めたる思いの美しさ、東洋の様式美がアメリカ人に伝わったのではないかと思うんです。
アン・リーは海外に出て、万人に全て伝わらなくても、伝えようとする姿勢、表現の努力を学んだんですね。
わかりやすさと言うのかな。

さらに『ラスト、コーション』は、大義のために身を汚す女性の気高さとか、それなのに敵との体の関係を続けていくうちに気持ちが引きずられてしまう心、それを引き立たせる清らかな初恋・・・と、ヒロインひとりを取り上げても、ひねらず、どストレートに描くことで、人の共感を得て、エロスというよりそちらの方が評価され、トニー・レオンやタン・ウェイは、インディペンデントながらもアメリカの賞レースで主演男優賞、女優賞にそれぞれノミネートされてました。
すごい!

それはさておいて、『ウッドストックがやってくる!』は、主人公を取り巻く環境全てギャグなのか?的な八方塞がりの中、万に一つのチャンスをつかんだ奇跡の物語で、進んでいくうちにシンプルな話がふくらんでふくらんで破裂した! という感じが面白かったです。
あ、物語は、都会で夢敗れて実家のぼろモーテルを手伝っているデザイナーの青年 (ゲイ) が、あまりにぼろすぎなのに、両親が何かと客からぼったくろうとするため寂れに寂れ、夏が終わる前に銀行につぶされてしまうという悲劇的状況にめげず、なんとかしようともがくうちに、野外ロックフェスティバルの開催をこぎつける。
これが後に伝説になるロックフェス、ウッドストックになるというお話。

woodstock_01.jpg

主人公がゲイであるとかではなく、人が何か (世の中でも自分自身でも) を変えたいと思った時に、乗り越えなくてはいけない壁を「乗り越える」んじゃなくて「壊してみました」みたいな感じがしました。
がんばる以上に偶然の強さとかうねりとか、そうしたものがないと世の中一ミリも変えられないということ。
ポール・ダノの白痴的ラリ顔は必見ですが、彼が主人公ではありません。
星3つですね★★★

それではまた来週。

『ウッドストックがやってくる!』 ★★★

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[2011/03/25 11:05 ] | 映画 | トラックバック(0)
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